「JRE POINTステージ」10月からスタート、なにそれおいしいの?

クレジットカード

JR東日本は、JRE POINTにステージ制度を設けることを発表しました。「JRE POINTステージ」と言うらしい……。

何それ美味しいの? ということで、リリースで発表になった内容をチェックしてみましょう。

ポイント利用がランク判定に利用

ステージ1が最初のステージ、ステージ2、ステージ3と続いて、最上位がプレミアムというランクです。

最初はみんなまとめてステージ1ですが、集計期間(後述)の中で、「300ポイント以上獲得」でステージ2に、「3000ポイント以上獲得」かつ「1000ポイント以上利用」でステージ3にランクアップします。さらに「10,000ポイント以上利用」かつ「3000ポイント利用」で最上位のプレミアムにランクアップする仕組み。

また、ステージ3とプレミアムの獲得ポイント数は「鉄道」と「買物」利用のポイントについても条件があるほか、昇格には、Suicaとビューカードの登録が必要だそうです。

ポイントの利用も条件になってくるので、半年に一度新幹線きっぷに買えるとか、グリーン券に交換するとかが必要になってきますね。企画乗車券「どこかにビューーン!」を使うのも手です。

まあ、いずれにしても、JR東日本沿線に住んでいるとか、東日本会社管内の新幹線を多用するとかしないとランクアップや維持は難しそうな気がします。

ビューゴールドカードを持っているといい?

JREポイントを多くためられるカードとして名高いビューカード。とりわけ、マイラーにはJALカードでビューカードのCLUB-Aやゴールドカードを保有する方も多いでしょう。また、最近は「ビューゴールドプラスカード」がポイントサイトで案件になってたこともあり、こちらを保有する方も多いはず。

たとえば、えきねっとでビューゴールドで決済すると、購入分の10%分がポイント還元されます。また、モバイルSuicaのグリーン券購入で10%、定期券購入で6%ポイント還元されます。この還元が鉄道利用になるか買物利用になるかが分かれますが、判定材料になるのであれば、ランクアップに貢献しそうな気がします。

東海道新幹線しか使わない! という方でも、少々面倒ですがえきねっとで特急券を購入すれば、それが積算対象になりますから、それなりにポイントをためられるのではないのかなと思います。プレミアムは難しくとも、ステージ3くらいまでは意外と行けるんじゃないかなと筆者は考えます。

積算期間が決まっている

ランクアップは、毎年4月1日と10月1日に決まります。それぞれ9月1日~2月末までの集計期間で4月1日改定、3月1日~9月末までの集計期間で10月1日改定になります。

たとえば、3月に定期券を購入した分は、4月の改定ではなく10月の改定に影響します。特に大きい金額を扱う場合は、期またぎに注意したほうが良さそうですね。

集計期間が決まっているぞ

ランクアップしてなにがいいの?

 肝心の特典ですが、最上位のプレミアムを継続すると「TRAIN SUITE四季島」の優先申し込みができる列車の設定や、JR東日本ホテルズ直営レストランでの優待などがあるそうです。

 筆者としては、プレミアムよりもステージ3から付与される「期間限定ポイントアップキャンペーン」がいいのかなと。あと、プレミアムステージの「どこかにビューーン!」が4000ポイントで利用できる特典がメリットなのかなと思います。

ランク特典

 まだまだランク特典は、正直”しょぼい!”印象が強いので、今後に期待したいところです。

とりあえず正式サービス開始を待っても遅くない?

 いかんせん、情報がこれだけなので、メリットは未知数なのかなと思います。これだけでは、期待外れな内容であることは間違いないので、JR東日本としてももっと力を入れていくのではないかなと思います。

 鉄道会社のポイント経済圏、思えばマイルやスーパーなんかよりもよっぽど囲い込みやすいはずなんですが、このステージ制度が功を奏するのか、展望と今後の展開は注視したいと思います。

コメント