『知ってますか?ラウンジのお昼休み』香港ディズニー旅行 その一 日本出国編

海外旅行情報

今回は香港ディズニー旅行の日本出国までの旅行記です。

前回はこちら。

”https://www.ana.nagoya/2017/02/13/hong_kong_0/″

 

関西国際空港までのアクセス

徳島に住んでいるnangockですが、国際空港で距離的に近いのは高松空港になります。高松空港はレガシーキャリアの国際線はなく春秋航空・香港エクスプレス航空などのLCCの国際線が就航しています。ただ、もとが国内線の空港のため、国際線のターミナル設備は国内線のものが多く、免税店こそあるもののラウンジ等は一切なく(ランドサイド(出国前)にカードラウンジがあるのみ)LCC専用ターミナルに近いものがあります。今回は、関西空港出発の航空券を獲得できたので関西空港から出国します。

徳島から関西空港までは、直通の高速バスが運行されています。しかし、明石海峡大橋経由のルートをたどるため徳島-淡路島-神戸-大阪-関西空港を経由してのルートのため、時間もかかりますしなにより値段がかかってしまうのがネックです。

もう一つのルートがフェリーと鉄道を使うルートです。徳島から和歌山までは南海フェリーという関西大手私鉄の南海電車の系列が運行しているフェリーがあります。これに乗船して和歌山港駅までいき、そこから南海電車で関西空港まで向かうルートです。今回はこのルートで向かいます。

5時30分 徳島港出発

徳島港までは日中なら徳島駅から徳島港の乗り場まで市営バスが運行されています。今回は早朝の時間帯なのでバスは運行されていません。

利用した切符

徳島港から和歌山港までは旅客運賃は通常2000円です。しかし、今回、好きっぷという南海電車と南海フェリーの切符がセットになった俗に言うお得な切符を活用しました。和歌山港から関西空港まで通常920円かかりますが、この切符を利用するとその分が無料になります。フェリーの料金だけで南海電車にも乗れる非常にお得な切符です。この切符は関西空港だけでなく、南海本線のなんば駅・高野線とケーブルカーの高野山駅や支線の加太線加太駅・多奈川線多奈川駅・高師浜線高師浜駅・高野線北端(汐見橋線)の汐見橋駅方面の切符も用意されておりこれらも2000円で発売されています。

船内

船内は、俗に言う雑魚寝シート(じゅうたん席)と列車の指定席を彷彿とさせる椅子席に分かれています。フェリー内部は数年前にリニューアルされており非常に綺麗になっています。他にもビジネスシートと呼ばれる予備校の自習室のようなブースがあります。またこれとは別に別途料金を船内で支払えばグリーン席が利用できます。リクライニングチェアやフットレスト・各席電源を備えた新幹線のグリーン車さながらの座席も用意されています。

8時前 和歌山港到着

和歌山港には通常2時間程度で到着します。和歌山港フェリーターミナルから南海電車和歌山港駅までは途中動く歩道を挟みながら駅改札口までノンステップ連絡通路が完備されています。さすが鉄道連絡船です。

和歌山港駅の周辺にはフェリーターミナルの他洗剤メーカーの花王の工場があります。この工場の通勤の方とフェリー乗船客がこの駅を主に使うため、朝の通勤とフェリー乗船客のために特化したダイヤになっています。なので、今こそ普通列車が多いですが、一時期特急と急行しか乗り入れない駅になったこともあります。

 

8時20分頃頃 和歌山港駅出発

和歌山港駅からは南海電車で移動します。今回は南海本線直通の特急サザンを利用します。時間帯によっては和歌山港線折り返しの普通車で次の和歌山市駅まで行って和歌山市駅から南海本線への乗り換えが必要な場合があります。今日は運良く本線直通の特急列車が乗り入れていたのでこれに乗って大阪方面を目指します。

特急サザンは特急と言いながら運賃だけで乗れる特急列車です。列車はなんば方4両の自由席車輌と和歌山港方4両の座席指定車輌の計8両編成です。座席指定車輌に乗るためには別途座席指定券が必要です。

座席指定車輌は特急型車両でオールクロスシートでリクライニングチェア・個別電源が搭載されています。座席指定券は通常駅の切符販売窓口や指定席券売機で購入・発券しますが、和歌山港駅にはその設備がどちらにもないため、とりあえず座席指定車輌の座席に座っておくと後ほど巡回に来るアテンダントさんから直接購入することができます。一方の自由席車輌はオールロングシートの通勤形車両です。この車両に乗るときは乗車券だけで乗ることができます。

今回和歌山港駅が始発駅なので自由席車両でも席を確保できますから自由席車両に乗車します。これに乗って途中の泉佐野駅を目指します。

和歌山港から泉佐野駅までの停車駅は和歌山港-和歌山市-和歌山大学前-みさき公園-尾崎-泉佐野です。泉佐野駅は特急サザンなら通常両方のドアが開くので、両方のドアが開いたら降りるです。

泉佐野乗り換え

泉佐野駅では、後から開いたドアから降りてください。進行方向向かって右側のドアです。そうすればダイヤにもよりますがホーム向かいから空港行きの列車が発車します。

 

泉佐野駅から関西空港までは空港線の普通車・空港急行・特急ラピートがあります。このうち鉄仮面の愛称がある特急ラピートは今まで乗ってきたサザンとは違って全席指定車です。泉佐野から関西空港までは10分ほどなので、指定席に座る価値は殆どないと思います。行き先に関西空港と書かれた通勤形車両に乗って関西空港まで向かいます。

関西空港駅は南海空港線の終点なので、周りの人がみんな降りたら関西空港です。

関西空港駅から関西空港まで

関西空港駅は南海電車とJR西日本の共同使用駅です。しかしながら改札などは完全に分離しているので全く別の駅と考えるのがいいでしょう。線路も途中のりんくうタウン駅まで共有していますが、JRの切符で南海電車を利用したりその逆はできません。関西空港から出発するときは、両方の発車標を見て切符購入前に乗りたい電車を確認する必要があります。

関西空港駅の改札を出た後、今回利用するジェットスタージャパンのターミナルは第一ターミナルですので左側の建物に進みます。反対側(改札を出て右側の通路を進む)にはエアロプラザと呼ばれるホテルやレストランの建物、第二ターミナル行の連絡バスのりばがあります。ピーチと春秋航空(春秋航空日本は第一ターミナルなのでここではない)を利用する方は第二ターミナルなのでエアロプラザ方面に進みます。

国際線は左右へとありますが、国内線と同じ建物なのでどちらに進んでもたどり着けます。

関西空港のジェットスタージャパン国際線カウンター

今回搭乗した香港便では、ジェットスターのカウンター業務は他の業者に委託しているようで、またスタッフ皆さん海外の方のようでした。広東語もお話できるのでしょうか。香港便はどうやら香港の方も多く利用されているようですね。

楽天プレミアムカードでカードラウンジ

楽天カードの上級会員が利用できるラウンジはランドサイド(出国前)のカードラウンジのみ利用できます。エアサイド(出国後の制限エリア)のカードラウンジは楽天カードでは利用できないので注意してください。場所は3Fのレストラン・ショップフロアのユニクロの奥の通路を抜けたところにあります。関西空港の設計の悪さがにじみ出ています。このカードラウンジ比叡は他にも各種カードの上級会員が利用できるラウンジです。

プライオリティパスで大韓航空ラウンジ

ランドサイド(出国前)のカードラウンジの手前には大韓航空のラウンジがあります。こちらは大韓航空の上級会員や上級クラスに搭乗する人のほかプライオリティパスで利用できるラウンジになります。航空会社ラウンジとしては珍しくランドサイドにあるのが特徴ですが、どうせなら出国後のところにあればいいのにと思う人が大勢でしょうが、せっかくなので利用します。

利用方法は簡単。プライオリティパスと搭乗券を提示するだけです。搭乗券の日時・便名を確認またはバーコードをスキャンして確認して、プライオリティパスを機械に通します。その後、サインを求められる場合があります。サインはクレジットカードのように会社控えの紙に書くほか、このKALラウンジのように機械の画面にタッチペンで書く場合があります。

さて、初めてのプライオリティパスでラウンジに入ったのが1時45分。ところが、ラウンジ入室時、

「ご利用時間は2時までとなっております」

…。

あれ、と思い聞いてみると、どうやらこのラウンジ大韓航空便が飛んでいないお昼の時間帯「14:00-15:30」はラウンジ自体もお昼休みするようです。

プライオリティパスのページには記載されていませんが、大韓航空のホームページにはきっちり記載がありました…

結局このラウンジはビールいっぱい頂いてそそくさと退散いたしました。

 

自動化ゲート(登録から出国まで)

さて、日本の国籍を持っている人や一定の条件を満たした外国人の人が利用できる出国審査があります。自分の指紋などを登録すると利用できる自動化ゲートです。自動化ゲートはその名の通り機械操作で本人確認を行い審査レスで出国できるものです。これにより出国審査待ちの大幅な短縮ができます。自動化ゲートの案内はこちらのページに詳しい情報があります。

”http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201009/5.html″

さて、せっかくなので、自動化ゲートを利用してみたいと思います。自動化ゲートを利用するには登録が必要です。関西空港では、出国審査場の手前の登録カウンターの他、航空会社のカウンターはある保安検査前のエリアにも登録カウンターがあります。

自動化ゲートの関空の運用方法はこちらのページに詳しく掲載されています。

”http://www.kansai-airport.or.jp/autogate/″

関西空港の自動化ゲートの登録場所ですがこれまたわかりにくいところで、

ここに税関の事務所があるのですがこれより更に奥の部屋が自動化ゲートの登録カウンターです。初めての人にはわかりにくいと思いますし、そもそも登録することは多くの人は10年に一回しか登録することがないと思うので、だれでもわかりにくい場所にあると思います。

自動化ゲート登録の流れ

  1. 登録カウンターに駆け込む
  2. 登録用紙に必要事項を記入
  3. カウンターに持っていく
  4. 指紋を登録
  5. おしまい!

てな感じでさくっと終了しました。

 

自動化ゲート出国の流れ

自動化ゲートの出国の流れですが、残念ながら出国審査場は写真撮影・電子機器の使用は厳禁であります。なので、関西空港のオフィシャルサイトから画像を引用させていただきます。

自動化ゲート利用方法説明

1.パスポートを読み取ります。

このとき、パスポートの写真がある面をスキャンします。上と左のはしをきっちり合わせてスキャンします。

パスポートは写真面をスキャン!上と左をしっかり合わせよう

2.指紋を照合

両手の登録した指を照合機で照合します。かちっと音がなるまで確実に押すと照合しやすくなります。

指紋照合。登録した指をカチッとなるまで押さえます。

引用元:http://www.kansai-airport.or.jp/autogate/

以上です!かなり簡単に出国できます。

ただ、今回の出国時は出国審査場が全く混雑していなかったので利用しませんでした…

自動化ゲートに登録していても、有人ゲートを通過することもできますので、登録しておいて損はないと思います。

関西空港のエアサイド

関西空港の出国エリアには様々な免税店が並んでいますが、実は出国審査場すぐのエリア(本館)以外にも南北のウイング(サテライト)にも免税店があります。ウイングの免税店は比較的空いていることが多いので、本館が混雑しているときは行ってみるといいと思います。ウイングまでは徒歩でもいけますし、ウイングシャトルという新交通システムの電車も運行しています。行き来も自由です。

 

日本出国編はこれでおしまいです。

初めて一人で海外に行くことになりましたが、一人でも全く大丈夫なんだと思いました。

ただ、意気揚々とラウンジに行った挙句お昼休みだったとかならないように、きちんと公式サイトで調べておくことの重要性を改めて確認した体験でした。

 

 

ちなみに…

タイ航空のエアバスA380です。関西空港でたまたま遭遇しました。写真に収まりきらないくらいの大迫力!いつか乗ってみたいですね。頑張ろうと思いました。

コメント